ベトナム生活

ダナン・スーパーヒーロー現れる

まだまだ明けないロックダウン
野菜の配給と買い物リストなどの対応はしてくれていますが
需要と供給バランスが取れず
食料が受け取れず苦労されている方も多いです。

外出ができないので
ある食材で工夫して生きていくことしかできません。
配送業者もストップしてしまい
お問い合わせを受けても発送作業ができない状況に歯がゆい気持ちでいます。
ご迷惑をお掛けしていますが状況改善しましたら日本便発送したいと思っています。
とにかく今は生きることに専念といった感じです。
とにかくある食材で作れるものをといった具合です。

現在は、外出の罰金額が3万円以上だそうで
かなり厳しい状況ですが
今週からダナンではスーパーや市場などの営業も再開され
人通りが多くなってきました。

ただし買い物に行ける人は、地区の代表者などと決められているのでまだまだ自由はききませんが
少しでも物の供給が追いつくことを祈るばかりです。
ダナンでは、不要な外出をしている人を取り締まる為ドローンを飛ばし取り締まり強化を図っており
ベトナムの中でも規制がさらに厳しくなりました。

我が家も、そろそろお肉や魚などの備蓄が底をつき
子供達の飲む牛乳もなくなり
買い物リストのオーダーを待ちわびている日々ですが
23日にオーダーして6日目にようやくたくさんオーダーした中のお肉(豚肉)だけ届きました。
欠品が多いという独り言のような不安な言葉を旦那さんが漏らしていたので
食材もケチって使っていました。

数日前に50個近い卵(20個は配給残りは購入)が我が家にやってきたので
最悪は、卵とご飯かなんて覚悟もしていました。

途方に暮れていたら
聞き覚えのあるどす黒い声が携帯から聞こえてきて

それは、ハノイからダナンに引っ越してきた2009年からお世話になっている
スーパーヒーローの声
彼のお陰で一昨日は、バインミーとブン(ベトナムソウルフード)が届き
今日、ダンボール二箱分の食材が

もちろん頼んでいないものまで大量に
困っている事を聞きつけ助けてくれました。

彼は、ただの旦那さんの実家の近所のお兄ちゃんなんです。
かなり遠い・・・
おそらく他の方にも手助けしているはずです。
量が多いなんて決していいません。
これだけの量を確保したり手配するのも大変だっただろうと思います。
今は地区をまたいでの外出はできないので
本当にどんな苦労をして運んでくれたかしれません。
9月5日の規制までは頑張ってこちらで乗り切りたいと思います。

そのスーパーヒーローの彼は、奥さんと一緒に市場で働いていて
普段はベトナムの台所用品を販売していたり工場やホテルなどにも商品をおろしたりしています。

スーパーヒーローは、いつでも誰かの為に仕事以外の事もして大忙しなのですが
市場に買い物に出かけると
笑顔がとってもチャーミングな奥さんが
「チェー(ベトナムぜんざい)食べていけば」とか
「バインセオ食べる?」とか
奥さんまでも最上級の優しさで食の誘惑をしてくれます。

最初にお店をオープンした時に2階にしばらく住むことになり台所がなかったのでどうするの?ってなっていたら
そこにスーパーヒーローがバケツをたくさん抱えて(配達前に立ち寄ってくれて)
「俺が作る!!」て台所を作ってしまったり

お店を増築する時も「俺がやれる!!」って
木材を大量に買い込んで棚やらテーブルを一人で全部作り上げ、
ペンキ塗りまで全部こなしてしまった程・・・
息子が学校で困っていても
PTA役員として助けてくれたり

何度も何度も彼には助けられていて
我が家では、すっかりスーパーヒーロー

そんなスーパーヒーローと真逆を行く我が家の旦那様は、
9人兄弟末っ子
お兄さん達が全部こなるので家の事は何一つできませんでした。
簡単な組み立て式の棚なんかもなぜかお手上げで
日曜大工系を私が担当する事もしばしば
向き不向きがあるんだなとは思っていたのですが・・・

スーパーヒーローではなくリトルヒーローを目指す旦那さん!裸族なのは、ベトナム夏の定番スタイルなのでご容赦ください。



最近は、年齢のせいもあるかもしれませんがいろいろできるようになってきたような気がします。
屋上にレンガを積んでセメントでかためた食卓テーブルを作ってサプライズプレゼントしてくれた時には何が起きたかと家族で驚きました。
少しは、我が家のスーパーヒーローの影響を受けているのかもしれません。
ぜひ大いに影響を受けて欲しいものです。
スーパーヒーローでなくてもよいので
リトルヒーローくらいにはなってもらいたいです。

リトルヒーローに近づいているはず(最初は、花壇でも作ってるのかと思いました。)



子供達も来週からオンライン授業がスタート
今は、食べたいものは手に入らず
ある食材でやりくりしているせいか
食べたいものが食べれたありがたさを噛み締めています。
早く明るい話題をお届けしたいのに1週間でさらに過酷な生活を披露することになるとは・・・

先ほど旦那様は9人兄弟という話をしましたが
彼以外の家族は、皆んなダナンに住んでいたので
付き合い始めた時は、私がベトナムに行くタイミングでいつもダナンに帰省していました。
その当時は、二人とも学生で節約して鉄道で帰省してました。
3段ベッドに揺られて帰るのですがだいたい18時間を鉄道の中で過ごします。

3食列車のお弁当を食べてダナンに到着した頃にはヘトヘト
ダナン駅についてホテルに到着してもしばらくは身体が揺れていて半日以上寝込んでいた記憶が蘇ってきます。
そしてとにかく驚いたのがトイレ
トイレは穴が空いていて当時は、垂れ流し(今は違うかもしれません。)
揺れながらの乗車は落ちる危険性もありとにかくトイレに行くのがかなりの勇気で
もちろん18時間も我慢はできませんし、まだ結婚していない主人に介助をお願いするのも恥ずかしく
それがトラウマになって、しばらくはベトナムの列車が嫌いになっていました。
*日本ほどトイレが素晴らしい国はないのでまたこのトイレ話は違う機会にブログで紹介できたらと思います。

結婚して子供が生まれ、世界遺産の街フエに鉄道で行った時には
約2時間
景色の綺麗さとあまりの乗車時間の短さに
列車嫌いが払拭されたのは言うまでもありません。
旅行で来られる方にもぜひ列車旅をしていただきたいなと思うのですが
南北鉄道だから故に、日帰りで観光を楽しみながらの利用ができないのが難点ですが
1泊2泊など列車旅でフエに滞在できるのであればオススメの一つです。

かなり話がそれてしまいましたが
9人兄弟との最初の対面は、とても衝撃的だったことは言うまでもありません。
まずは、1回名前を聞いただけでは覚えきれず
お義兄さんもお義姉さんも日本人の私からしたら名前を正しく呼ぶ発音すら
とても難しく苦労したのを覚えています。

今は、同じダナン市内にいるのに兄弟はおろか
お義母さんにも会いに行けない状況で
早くこの規制が緩和される事を願っています。

来週9月5日までが規制延長の期限なので
また次回のブログで近況をお伝えできるかと思います。
希望は捨てずに頑張って行きます。



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