2021年11月6日ベトナムで初めての鉄道が開業スタートしました。
2011年から工事が着工し、6年の遅れ
半ばみんなこのまま開業しないのでないかと思ったのではないでしょうか。
とにかく予定は未定なベトナム
ダナンでも鉄道ではありませんが
完成予定が2012年だった建物が
ソフトオープンでなかなかグランドオープンしない
そんな案件もあります。
資金がないのか
それ以外の理由もありそうですが
予定通り進まないからかなりリスキーな投資物件もたくさんあります。
ハノイの鉄道は、カットリンからイエンギアという区間の12駅で23分
中心部から少し離れているので観光などでの需要は少なそうですが
渋滞や大気汚染が深刻化しているハノイにとって、
鉄道の開通は、利用者が増えればメリットは高いのではないでしょうか。
まだまだコロナが明けないベトナムですが
開通15日間は、無料で乗車できるということで混雑していたようです。
ハノイ在住のお友達に連絡をして鉄道の状況などあれこれ聞いていたら
早速乗車して現地レポートの写真や動画を送ってくれました。
思いの外乗車ルールなども守られていて驚きました。
ハノイに初めてスーパーができ、エスカレーターやエレベーターができた時には
意味もなく乗り降りしている乗客やエスカレーターに乗る事ができない人が多く
一緒に手を繋いでエスカレーターに乗せてあげた思い出なんかを思い出し
そんな光景を懐かしく感じてしまいました。
カメラ越しではありますが車窓から見えるハノイの景色はとても新鮮で
早く乗車してみたいなという気持ちになりました。
2004年〜2009年の5年間ハノイに住んでいましたが
渡越当初は、バイクではなくバスを利用することがほとんどでした。
とにかく初めて乗車した時は驚きの連続でした。
バスの停留所でバスを待っていると
クラクションを鳴らし続けるバスがものすごいスピードで近づいてきて
一瞬徐行するような素振りを見せて走り去ります。
この一瞬の徐行するタイミングに乗車する客は走りこむように乗り込みます。
バスには、運転手さん以外に車掌さんがいます。
普段彼らは、バスの運賃を回収する役割がありますが徐行しながら乗り込むには
その車掌さんのアシストが必要になってくるわけです。
車掌さんは一人なので
もちろん降りる乗客は、優先されませんから自力で飛び降りるしかありません。
多少乗降者の年齢などは考慮されているのか年配の方の場合は、運転手さんと車掌さんが連携して息を合わせ抱え上げるように乗り降りをアシストしていて側から見てドキドキしていました。
運転手さんは、乗っている乗客など構わずクラクションを鳴らし続け
バイクを避けながらものすごいスピードで走っているので乗客は振り落とされないように必死です。
その当時は、乗客が乗り降りする扉も閉まることが少なく
常に開いているバスが多かった為ドア付近でしがみつくのは危険でした。
そして混み合っているバスに乗っているとよく座っている同性の乗客から手招きされることが多くあり
とくに年配の方が多かったように思いますが
椅子の半分を分け与えてくれてよく相席しました。
(*もちろん1人用シートです。)
ただ、立っているよりも座っている方が安全を確保できたのでその当時は違和感を感じつつもベトナムって面白いなと思いながらバスを利用していました。
一人目の妊娠中も同じ状況で席を譲るというより一緒に座るということが多かったように思います。
そして時刻表はなく、20分に1本感覚で運行しているバス
待てど暮らせど来ないバスを待ち続けた日もありました。
段々と変わりつつあるハノイだったせいか
私がダナンに引っ越す前には、半開きのデンジャラスバスも少なくなってきていて
年季の入ったバスは地方バスになり市内を走るバスは、小綺麗になり快適にバスに乗車することができるようにまでなっていました。
ダナンに引っ越しバスとも縁遠くなっていましたが
30キロ離れたホイアンや100キロ離れたフエに行くには、お世話になることもあり
やはりまだまだ田舎街ではデンジャラスバスは健在
しかもホイアンに行くバスに至っては、運賃も記載しないので乗るたびに金額が変わっていました。
その度に車掌さんとも何度喧嘩したかわかりません。
仕事でホイアンによく行っていた時は、喧嘩した車掌さんと顔を合わせる度に戦闘態勢でいつしか世間話しながら仲良くなるのがお決まりのパターンでした。
またダナンの場合は、決まった停留所で乗車する人はほとんどおらず
バスの運行ルートであれば乗りたい意思表示で車掌さんが捕まえてくれるシステム
側から見たらヒッチハイカーのよう・・・
お店は、運行ルート上にあるのでバスでホイアンに行きたいとおっしゃるチャレンジャーなお客様を
何度レクチャーしたかわかりません。
もちろん降りる場合もどこで降りるか乗車時に告げると運行ルート内の降ろしやすい場所で降ろされます。
それがだいぶ降りたい場所から離れていても文句は言えません。
どうしても降りたい場所からずれたくない場合は、スロットマシーンのボタンのように
だいぶ前から運転手さんにジリジリ圧力をかけていくと、
降りたいところの手前くらいで下車できることもあり、それがめったにないことなので
当たりを手にした達成感がたまりませんでした。
今現在は、ダナン市内はダナバスに全て切り替わり
ホイアンまで行くバスがなくなってしまったという噂もあり気軽にバスに乗ってホイアンへ行くという訳にはいかないようです。
また観光客の行き来が再開し交通手段の選択肢も増えたら良いなと思います。
鉄道からだいぶ脱線してしまいましたが
ハノイは、フランスの支援で別路線が南のホーチミンでは日本の支援で鉄道が運行予定です。
ベトナム中部は、まだまだ先になるのでしょうが鉄道計画が全くないわけではありません。
だいぶハノイやホーチミンから遅れをとっているような気がしますがいつかそんな日がくるかもしれないと期待しながら待ちたいと思います。
ハノイやホーチミンは、イオン、ユニクロ、無印などもあり
日本とは違えど、便利だろうなと感じる事が多いです。
ダナンは同じ国なのにこうも違うのかというくらい独特な雰囲気で当たり前に手に入るものが手に入らないこともありますが
なければないで過ごす事もできるので
それも含めて楽しむしかないのかなと最近は感じるようになっています。
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