ベトナムに嫁いで１７年目
ベトナム中部では、旦那様がベトナム人でパートナーが日本人というケースは数える程度・・・
（全員知っているわけではないかもしれませんが・・・）
生活に追われ、なかなか会って愚痴を言い合う事はできません。
先日ベトナム中部クアンチに住むお友達がベトナムのテレビで紹介されました。
彼女の暮らしぶりや仕事の様子などが見れて、とても嬉しくなりました。
クアンチでは、日本人妻は彼女一人ということもあり日本人代表として常に注目されています。
常に注目されているからこそ大変な事も多いかもしれませんがこうしてメディアなどで日本とベトナムとの繋がりを発信できるということはとても重要なことだと思っています。
誇らしくもあり、羨ましくもあります。
ベトナム同居生活を送りながら、仕事もこなすスーパーウーマンです。
３人目のお子様出産間近に連絡をとりブログ掲載の承諾も得ました。
病室で出産準備中（まもなく出産）に写真提供などご協力まで頂き、
さすがベトナム日本人妻どんな事があっても動じないタフさに脱帽です。
画像でも伝わる通り、彼女の物腰の柔らかさや話し方からも彼女の優しい人柄が滲みでています。
ベトナムで放映された番組「“TÔI CHỌN VIỆT NAM〜Quảng Trị nơi ấy là quê hương tôi 〜（私がベトナムを選んだわけ〜クアンチは私の故郷〜）」
URLを貼り付けておきますのでぜひご覧ください。
これから発展目覚ましいベトナム中部のクアンチの景色も堪能していただけます。
番組のタイトル名「“TÔI CHỌN VIỆT NAM〜Quảng Trị nơi ấy là quê hương tôi 〜（私がベトナムを選んだわけ〜クアンチは私の故郷〜）」
このタイトルでも感じ取れるようにベトナムに嫁ぐと
もれなく家族もセットでついてきます。
ベトナム人の旦那様と結婚したというよりも
ベトナム人家族に嫁ぎましたというイメージが強いからでしょうか。
この動画を見て我が夫は、
友達のベトナムに嫁ぐ決意が素晴らしいとか、
私にはその心算がないだろうなとか・・・
始終文句のオンパレードでした。
確かに私には、その決意や心算が足りないかもしれません。
ベトナムの家族としての関係は、結婚し子供ができるとどんどん深まっていきます。
結婚してしばらくは、旦那様も日本人の嫁の立場を理解しようと側についてくれたり
寄り添ってくれますが次第にベトナム側に・・・
（我が夫だけかもしれませんが・・・）
恋人時代や新婚時代は、女王様気分をそれなりに味わえましたが
いつしかお手伝いさんの位置までさがります。
あまりの雲泥の差に驚くほどです。
（ベトナム人との恋愛事情などもチャンスがあればブログアップします。）
そしてお義母さんとの距離は、年々縮まっていきます。
一瞬夫婦かしらってくらいの距離感・・・
（いつかそのエビソードもブログで書きます。）
実の息子が側にいるはずなのになぜかいつも嫁に要件をいってくる・・・
隣の息子にいってくれないかな・・・
お義姉さん（実の娘）が側にいる時でさえもなぜか嫁に要件をいってくる・・・
実の娘の方が頼みやすいんじゃない？
旦那さんに
「なんでお義母さん、私によく頼むのかな？テレビ見てたりくつろいでいるあなたやお義姉さんに頼めば良いじゃない？私は、忙しく動いているわけだから・・・」
旦那「結婚したらお嫁さんは、娘になるから息子よりも近い関係になるんだよ。実の娘のお義姉さん達より近い関係になるんだよ。」って
やめてくれー（心の声）
でも、これでお義母さんが私に必要以上に用事を言いつけてくるのが理解できました。
旦那さん的には、認めてもらって良かったじゃんという感じのようですが・・・
家族といると旦那様や子供達といるより
お義母さん、嫁達、お義姉さんと過ごすことがぐっと増えていきます。
なぜか、ベトナム家族大集合となると子供達、男達、女達のグループ編成に分かれがちです。
（家族で集まると総勢３０名以上）
家族イベントがあるとそれぞれのグループに散らばり
イベントが終わると集合して旦那さんと子供達と一緒にバイクに乗り込み帰宅する流れです。
我が旦那様は、９人兄弟なので
最初は本当苦労しました。
助けて欲しいのに男性チームにいる旦那さんを女性チームに呼べない・・・・
今は末っ子の嫁で働く外国人という別枠
（嫁としては使えない。子供としては物足りない・・・
孫ぐらいの役割かもしれません。孫のように可愛くはないと思いますが・・・）
特別枠のお陰でお義母さんからお呼び出し受けてもかわす事ができ
代わりに息子（旦那さん）を出向かせているので文句は言われませんが・・・
他のお嫁さん達に比べるとかなり嫁の仕事を免除されているのですが
できればこのまま突き進みたい気分です。
ベトナムに嫁いだ以上免除ばかりを受けられるはずもなく
（他のお嫁さんにしわ寄せがいきますので・・・）
これからも戸惑いながら受け入れ向き合っていかねばならない問題です。
ベトナムは、家族の関係が密である以上
家族間で良い距離感を保つのは難しいのかもしれません。
常に助け合いの精神が要求されます。
儒教の教えも強いので目上の人が言った意見は絶対的なこともあります。
結婚した当時は、そこまで考えてはもちろんいませんでしたが
この不思議なベトナムワールドの中にいる以上は
とにかくベトナムの日本人妻は、メンタル強くないと生き抜けません。
メンタル強化の為にもいつかベトナム中部日本人妻の会を発足して情報共有できたらなと・・・
日本の常識は、ベトナムの非常識
お互いこんな状況がやってきたらこう切り抜けようみたいな戦略を練って
ベトナム生活を楽しむ事ができたら
私がベトナムに嫁いでいろんな先輩方に助けて頂き勇気をもらったように
何か発信することによってみなさんの力になれたら
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