ベトナム生活

ベトナム(ダナン)ロックダウン生活

先週も少し触れましたが
2021年8月16日(月)から一週間
ダナンでは、緊急時以外の外出を禁止
デリバリーは、もちろん買い出しなどもできない状況になってしまいました。

ホルモンバランスの関係もあり体調が絶不調
こんな時は、無理は禁物と思っていても
外食やデリバリーなどに頼ることもできないので家族に頼るしかありません。

今日で一週間経ちましたが終わるわけもなく
この厳しい措置は、3日間延長となりました。

ダナン市民の動きを止め、感染者を洗い出す目的があるのか
この一週間は家族から2名代表者が選出されPCR検査が3回実施されました。
単身者は、代表者となる為3回とも出向かなければなりません。

PCR検査の為の外出と分かっていても
外出できるだけで嬉しいと感じてるダナン市民も多いはずです。
ただ、検査場まで我が家の場合でも30秒足らずで到着してしまうので散歩とはいえない距離感です。
場所によっては、検査の開始が遅れ待機時間が長く
やきもきするといった場面に遭遇している人も多いようです。

外国人が多く住むエリアではない場合
外国人は、とにかく目立つので
検査に行っただけで
名前を名乗っただけでどこの家か分かる始末
ベトナムは、プライバシーゼロです。

もちろんこの検査が実施されダナンは感染者がさらに増え
まだまだ落ち着く様子はありません。
ホーチミン市も明日8月23日からこの措置が実施されるとのことですが
ダナンほど厳しくなるかは現時点ではわかりません。

そしてこの厳しい措置が始まる前に
ダナンでは買い出しができなくなるとパニックを起こしていましたが
しきりに公的文書では食べ物などがなくなる心配はないので外出を控えるように呼びかけていました。
もちろん具体的にどのような対策をとるなど話がなかったのでパニックや買い占めを止めることはできませんでした。

この厳しい措置が始まってからすでに封鎖されているソンチャー地区(海側エリア)の一部で実施されていた配給制度がその対策の一つでした。
住んでいる地区により配給されるものは違いますが
約60世帯ごとにグループわけされており、区長が取り仕切り野菜の仕分けをし各家庭に分配をします。

最初我が家の地区は、呼び出しがありましたがあまりの混乱ぶりに人が溢れ配給自体を受け取ることはできませんでした。

2回目は、じゃがいも3個
他に配給されている方の量を見ていたので
家族でじゃがいも3つで何ができるんだろう?
もらった直後に不安に苛まれました。

3回目は、なんとこの量
奥さんは、日本人だからキムチを作るだろうからという配慮から
なぜかキャベツ、人参、大根多めに頂きました。
日本人に対して大いなる勘違いをしているように見受けられます。
そしてベトナムキムチは、白菜を使わずキャベツを使うのでこうなったのだと思います。
ベトナムキムチは、チキンライスなどを食べる時に添えられたりしています。

区長の采配によって配給されるものが違うようです。
でも、ここまで野菜がくると
あと3日間でこの厳しい措置が終わるのだろうかと不安になる量です。
今は、量が少なくても多くても不安になります。

そしてもう一つは、約60世帯を仕切る区長さんが
買い物リストを各家庭から回収し、代理で注文と配達を行うという方法です。
私達の地区は、配達はなく受け取りに行かなければなりません。
配給は、無料ですが買い物リストからの購入は有料になります。
(区長さんの業務負担半端ないです。)

我が家は、今回まだ買い物リストから注文をしていませんが
この措置が長引くようであればリストを利用するしかありません。
ただ、このリストはかなり偏りがあるのでこれだけで生活するのは無理があります。

今週は、コロナに関係ないネタを書きたいとおもっていたのですが
コロナに振り回される話になってしまいました。

配給は、突然区長さんからの連絡が入り取りにいくのですが
なんだかこのやりとり
見覚えがある・・・
すごくベトナムらしい

お店をオープンする前、共稼だった私達夫婦
お店を一緒に切り盛りするようになっても子供達の学校への送り迎えやご飯支度に時間がなく
月1回まとめて買い出しに行き、冷蔵庫をパンパンにして足りないものは
朝ごはんを食べて朝カフェしたついでに買い足すような生活をしていました。

もちろん献立はあらかじめ決めておき
冷凍庫から冷蔵庫への解凍や野菜なども鮮度が落ちる前にパズルのようにあれこれ考えメニューを組み立てていました。

昼食も子供達は家に帰ってくるのでなかな手が抜けません。
そこで夕食に関しては、週3回お店で働くお義姉さんにベトナム料理を作ってもらい
週3回は私が日本食を作るというような具合でした。

夕方大きいお鍋を抱えて主人がお義母さんのお家へ
お義姉さんのお家に行く事がよくありました。

決まっておかずをもらってくるのですが
前もっていってくれていたら夕飯の支度をせずに済むのに
いつもそれは突然
「おかずあるから取りに来て!!」
しかも尋常じゃない量

もちろんもらった日はおかずは溢れ
作ったおかずは次の日へ

お義母さんとお義姉さんの呼び出しが同時でしかも同じメニューなんてこともありました。
ありがたいことではありますがいつもベトナム人は突然

お家に訪問するときであっても「いついつ行くね!」ではなく「来たよ!!」
ハノイに住んでいた時も
ダナンに住むお義母さんが片道切符を持って汽車に揺られハノイへ
「明日の朝4時につくから迎えに来てね!」
なんてこともしょっちゅうでした。

もちろん片道切符なのでお義母さんの帰りたい時に帰りの切符を購入します。
お義母さんにいつ帰るんですか?という質問は息子でも御法度だったので
ハノイ時代は、お義母さんの突撃訪問にいつもびくびくしていました。

ダナンに引っ越したらすぐに会えるわけだしそんなことはないだろうと安心していましたが
週末の突撃訪問はしばらく続き
その当時は、会社勤めしていて唯一のお休みに
お義母さん接待でずいぶん体力を奪われました。
その当時は、実家からうちまで程よい散歩コースで息子や娘も小さかったので可愛い孫に会いたい一心で遊びに来てくれていたと思います。

今は、そんなお義母さんも81歳になり
お散歩も自由にできない状況や子供達も大きくなってきたので突撃訪問はありませんが・・・

突撃訪問していた時は、気持ちの赴くままに行動して元気な証拠だったのですが
なかなか予定が立てられずどこかに出かけていても引き返さなくてはいけないので週末を恐れていて相当に悩んでいました。

突然何かをするというのはベトナムではごくごく当たり前なのかもしれません。

来週は、もう少し明るい話ができますように

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